人生の半分以上、眼鏡とコンタクトレンズを着用して生きてきました。
ド近視で、眼鏡やコンタクトレンズを外すと本当に何も見えない。
1mくらいまで近づかないと、人の顔がのっぺらぼうみたい。
ぼやけた霧の中にいるような感覚。
過去の旅中に起きたトラブル。
手持ちのコンタクトレンズが底をつき、
眼鏡をかけて旅をしていました。
スリランカにて、眼鏡の耳にかける棒の部分を誤ってポッキリと折ってしまった。
テープ類を持ち合わせていなかったので、
応急処置としてサロンパス(!)で折れた部分を固定。
スースーする臭いと恥ずかしい見た目に数日耐え、
次に訪れた国のインドで眼鏡を新しく作りました。
想像以上にお洒落な眼鏡が多くあり、
仕上がりの度数も問題なく「さすがインド!」と
思った矢先。
歩いている時にレンズがぽろぽろと落ちてくるではありませんか。
フレームに対してレンズの大きさが合ってなかったのでしょうね。
そして、レンズがフレームにハマる事は二度とありませんでした。
さすがインド、期待を裏切らない国だ、、、
冒頭で書いた通り、眼鏡が無いと何も見えないのです。
視界不良の中、何が落ちているか分からないインドの道を怯えながら歩いて宿に戻る。
サロンパス眼鏡をセロテープで綺麗に貼り直して帰国。
日本で眼鏡をつくり直しました。
インドで経験した、海外で目が見えないという恐怖。
今後、旅先で同じ経験は二度としたくないので、
視力矯正の手術を受ける事を決意しました。
レーシック手術を希望していたのですが、
検査の結果、角膜が薄くてレーシックは不適合だったので
代わりにICL(眼内コンタクトレンズ)の手術を受けることに。
視力は2.0まで戻り、快適生活。
毎朝起きて目を開けると視界がクリアなのです。素晴らしい。
ICLはレーシックよりも手術費用が2~3倍も高くなってしまうのですが、
生涯コンタクトレンズを買い続けるよりも安いです。
手術をしてから2年以上経過しましたが、
今のところ問題はありません。
強いて言うのであれば、
眼鏡やコントクトを外して、夜に外を見ると街の明かりが花火のように見えるのが好きだったので、
その景色がもう見えない事は少々さみしい。それくらいです。
(近視の人はこの景色がわかるはず!)
コンタクレンズと洗浄液のストックを持ち運ぶのは大変ですし、
眼鏡が壊れたら旅の続行が難しい場合もあると思うので、
近視の旅人には、是非とも視力矯正をおすすめしたいですね。