メロウトリップ

世界一周旅行記です。


【ブータン】1日目・プナカ編

 

クズザンポーラ!(こんにちは)しろです。

 

飛行機に乗り、タイのスワンナプーム空港から、ブータンのパロ国際空港へ向かいます。

ドゥルックエアーに搭乗。尾翼に書いてあるドゥルック(雷龍)がカッコいい

 

客室乗務員さんが、ブータンの伝統衣装「キラ」の制服を着用しています。

パリっとした衣装が美しい。

 

 

唐辛子大国であるブータン

機内食に、さっそく唐辛子の付け合わせが付いてきました。

機内食 朝ごはん

朝から唐辛子!

ブータンでは、「唐辛子は野菜」という位置づけらしいです。
確かに、見た目はパプリカみたいで野菜に見えなくもないけども。。。

まわりのブータン人の乗客を見ると、「はい、唐辛子は野菜です!」と言わんばかりに、機内食の付け合わせを顔色一つ変えずに完食しているではありませんか。

 

わたしも挑戦して食べてみましたが、

やっぱり野菜じゃなくて唐辛子でした。

ブータン人すごい。。

 

ヒマラヤ山脈を一望できました

目的地のパロ空港に着陸態勢。

山に翼が当たるのではないかというくらい、山と飛行機の距離が近いです。

手に汗を握りながらドキドキしていたら、

そして、山の合間から突如として空港の滑走路が出現!!!

ここに着陸するの?の思った時にはもう、下降して着陸していました。

飛行機の操縦技術の巧妙さに感動。

 

後から調べたところ、パロ空港は世界で一番着陸が難しい空港と言われているそう。

滑走路を挟むように山々がそびえたっているので、昼間のみ離着陸が行われています。

 

バンコクからパロまでは2時間弱の空旅
ブータン」と聞くと、とても遠い国のように思えますが、距離的には案外近いのですね。

 

 

飛行機を降りた瞬間、木の香りが鼻の奥を抜けました。
「その国の香り」ってあると思うのですが、(日本なら醤油、インドはカレーのにおい的な)
ブータンどこか懐かしさを感じる木の香りでした。

さっそく国王様の写真が飾ってあります

 

 

預け荷物を受け取るために、ベルトコンベアーに向かったらなんと猫が遊んでいました。

・・・はい、

((空港のベルトコンベアー付近で猫が遊んでいました。))

 


空港内に猫がいるだなんて想像もしていないので、
最初は精密に動く猫のおもちゃかな?なんて思って見てたのですが、
あまりに動きが滑らかすぎる。

あ、これ本物の猫だわ。と気づいた時には、
もう一匹子猫が増えていました。


当たり前のことなのか、空港職員やブータン人の乗客は完全にスルーしてコンベアーから預け荷物を受け取っています。

ブータン、もうすでに楽しい。最高です。

 

 

空港を出て、ガイドさんとドライバーさんと合流。

ブータンでは旅行者の単独行動は許可されておらず、ガイド・ドライバーさんと一緒に行動をして、指定のホテルとレストランを使用しなければいけません。

これからの4泊5日、ガイドのギェムドルジさんとドライバーのツェリンさんにお世話になります。

美しいチベット文字

ルンタ

5色のルンタ(経文が書かれた旗。チベット語で「風の馬」を意味し、天空高く駆けのぼり、人々の願いを天まで届けてくれる存在と言われています。)が、いたる場所に掲げられています。

 

 

 

ドチュラ峠に向かいます。

ブータンの道は整備されており揺れは少ないのですが、峠超えで曲がりくねった道で、完全に車酔い。

わたしは吐く寸前。モチは休憩所のトイレで吐いていました。

吐き気の原因として、車酔いに加えて急激に標高が上がったことにより高山病を発症していたのかもしれません。(標高3,000m越え)

 

道端の露店。ぶら下がっている白いものは乾燥ヤクチーズ。

 

指定のレストランでお昼ごはん。

常に後ろにウェイターさんが待機していて、お皿が空になると下げてくれる。

右上:エマダッツィ、右下:エゼ、左上:赤米、左下:チキンの煮込み

モモ(蒸し餃子)や野菜の煮込みなど

エマダッツィ(唐辛子のチーズ煮込み)とエゼ(唐辛子、チーズ、トマト、玉ねぎ、パクチーの薬味)が美味しすぎるー!!!

エマダッツィは、チーズと唐辛子の煮込み。まろやかな味でそこまで辛くない。

エゼも、他の野菜との組み合わせでマリネのような味でサッパリしていて辛さは無し。

外国人なので辛味を抑えて調理してくれたのかもしれません。

(以前にブータン料理屋さんでエマダッツィを頼んだ時は、辛すぎて唇の感覚が無くなり、汗と涙が止まりませんでした)

唐辛子が入っていないその他の料理は、日本食に近いやさしい味でした。

 

 

 

プナカゾンの観光。

プナカゾンは、ブータンで最も美しいとされる伝統的な僧院兼、要塞です。

ブータン伝統建築の最高峰とされ、美しい木彫りの装飾や鮮やかな絵画が特徴で、

歴代の王の戴冠式や、国王の婚礼などの国家的儀式が行われる重要な場所でもあります。

入り口では犬がお出迎えしてくれました

 

蜂の巣は撤去せずにそのまま。
ブータンでは自然との調和を重視しており、虫の殺生を避けるそう。

本殿の中は写真撮影禁止なので画像はありませんが、

壁画と内装が豪華絢爛で煌びやかでした。

 

ブッダの一生が描いてある壁画があり、

ダイナミックで黄金に輝く仏像が鎮座していました。

ブータンの僧院の内装や仏像は、他国のチベット寺と比べても『華やか』な印象を受けます。

 

 

宿からはプナカの、のどかな景色が望めます。

指定のホテルも綺麗すぎる。

夕飯は、お昼に引き続き豪華。

ブータンでは指定されたホテルやレストランを利用することで、観光業の収益が公平に分配され、観光業の過剰な拡大を防ぎ、環境や文化を守る仕組みになっています。

 

4泊5日という限られた日程でガイドさん運転手さん付き、豪華ホテル・レストランの旅を存分に楽しみます!