サバイディー!(こんにちは)しろです。
ルアンパバーンからスローボートに乗って、ラオスとタイの国境の街を目指します。
スローボートはメコン川沿いをゆっくりと進んでいく木造船で、庶民の足として利用されています。
移動の予定は下記の通り。
【1日目】
ルアンパバーン(ラオス)→パークベン(ラオス)
9時間半乗船・パークベンで1泊
【2日目】
パークベン(ラオス)→ファイサイ(ラオス)→《ラオス・タイ国境》→チェンコーン(タイ)
9時間乗船・国境超え
2日間での合計乗船時間は約18時間半。
船の名前の通り、ゆっくりと進んでいきます。
だけれども、そのゆったりとした時間を満喫することがこのスローボートの醍醐味なのです。
※スピードボートという約半分の時間で移動可能な船もあるのですが、速すぎるために転覆して死亡事故も発生しているようなので、スローボートを選びましょう。
いざ乗船!
乗客のほとんどが地元の方々で、外国人は1割ほど。
船着き場には、お見送りに来た家族が涙を流している姿や、様々な人間ドラマが目の前で繰り広げられています。
8時半に出航。
川の流れに逆らってゆっくりゆっくりと進んでいきます。
チベットから流れてきて、この川の水もカンボジア、ベトナムを通って南シナ海へ行くのかと想像するとワクワクします。
ラオス特有の、ゆったりとした時間の流れが、船の上でも同じように感じられます。
船内の地元の人たちとお話したり、川沿いの村の生活を見たりポツンと一軒家探しをして時間を楽しみます。
雨が降り出したら船内に雨が入り込まないように乗客みんなでカーテンの位置を調整し、
船が村に止まるとき、乗船員と乗客が力を合わせて、隣の船にぶつからないように手で船体を押さえて停船します。
船内のワンチーム感が強い!
日が暮れそうになったころ、目的地のパークベンに到着。
翌日のファイサイ行きのボートも同じ船着き場から出発するので、出発時間を確認してから宿を探します。
パークベンはスローボートの経由地で、観光地はあまり無く、夕方について一晩寝て翌朝出発する街、といった印象です。
翌朝、7時頃に朝ごはんを食べていたら托鉢僧が歩いている場面に遭遇。
喜捨をした現地の人のためにお経を唱えており、
ルアンパバーンで見た托鉢と異なった托鉢の風景を見ることができました。
夜のうちに注文していた炒飯とフライドヌードルをテイクアウトして、ファイサイ行きの船に乗り込みます。
昨日の船よりも乗客が少ない。
川の景色は昨日と変わらず、のどかな風景がゆったりと流れます。
約9時間ボートに乗り、タイとの国境の街のファイサイに到着。
2日間一緒だった、フランス人のぺぺとスイス人のアンドレアーノと一緒に船乗り場からトゥクトゥクに乗り、国境に向かいます。
無事ラオスを出国し、タイの国境へ向かうバスに乗らなければいけないのですがバスが出発するまで50分待たなければいけないとのこと。
50分後、バスが出発して無事に入国審査を終えタイに入国!
タイ国境の乗り合いバンの受付にて、
おばちゃんが満面の笑みで
「タイへようこそ!バナナ食べて!」
と、バナナを1房くれました。
1本ではなく、1房。太っ腹すぎる。
そのまぶしい笑顔と優しさに、入国して速攻でタイが好きになったー!!!
☆彡 情報コーナー
・わたしたちはルアンパバーンの旅行代理店にてパークベンとファイサイ行きのチケットを購入。
当日の朝、宿から船着き場へのピックアップサービス付き。
・タイ→ラオスは欧米観光客に人気の区間で、乗客のほとんどが外国人で酒盛り&パーティーの賑やか船になることもあるそう。川の流れに沿って下るので乗車時間が多少短いのはメリット。
ラオス→タイ区間の方が、落ち着いて現地の方とも交流ができるのでオススメ。
・船上でもポテトチップス、カップラーメン、ジュースなど簡易的な食料は販売しているが若干高め。
お腹を満たすようなメニューの取り扱いは無いので、ルアンパバーンやパークベンで軽食を購入し持ち込み推奨。
・チェンコーンの街では両替できる場所が無いので、手持ちのラオスキープは国境で両替えしておくと良き。