メロウトリップ

世界一周旅行記です。


【台湾】台北(タイペイ)編

ニイハオ!(こんにちは)しろです。
台中から台北へ電車で移動します。

自強号に乗り、約2時間で台北駅に到着。
後述しますが、台北はわたしが旅好きになったキッカケである特別な街です。

 

事前に予約していた安宿に向かったのですが、レセプションに誰もおらず。

 

「すみません、誰かいますかー?」と呼ぶと、

 

完全に目がキマりきった、歯が無く体がガリガリカップルが登場(!)

 

「スタッフは誰もいないから、カウンターから適当に鍵を取って部屋に入っても良いよ。ウヒャヒャ!」
的なニュアンスの事を、呂律の周っていない中国語で教えてくれて去っていきました。
中国語は分からないけれども、呂律が回っていないであろう事は理解できたぞ...

 

宿はズタボロ真っ暗で、スタッフが居ないのは何かトラブルが発生した時に困るし、ヤク中の巣窟かもしれないし、部屋の中の影が動いていて、おそらく中の扉から宿泊客がわたし達を覗いているんですよね。

 

(あー、この宿ちょっと怖いかも...)


他の宿を探すか、この宿に予定通り宿泊するかどうかモチと相談していたところに、

先ほどのカップルが大声で叫びながら再登場(!!!)
しかも女性が男性の事を殴っている。なんで。


ただならぬ雰囲気に怖気づいて、退散しました。

他の宿を探してチェックイン。
値段が安すぎるのは何か理由があるかもしれないと勉強になりました。

 

 

気分転換に台北街歩き。

龍山寺近くの道にて、何やら人だかりが。

道路のど真ん中で骨董市が開催されていました。

活気があり、みんな楽しそうに商品を見ています

 

マンゴー、グレープフルーツ、ココナッツミルクの天才的な組み合わせ。

楊枝甘露(ヨンジーガムロ)のドリンク。数年前に日本でもややブームになっていましたが、これが本当に美味しかった!

 

西門町の彩虹地景

台湾はアジアで初の同性婚が認められた国で、合法化した2019年に多様性のシンボルとしてこの6色の横断歩道が設置されたそうです。

 

 

 

夜は寧夏夜市にて夕食。

牡蠣入り麺線とフライド臭豆腐

相席した家族が、「臭豆腐は揚げていた方が臭いがしなくて食べやすいよー!」と助言をしてくれました。
確かに後味に微かにふわっと香るだけで、あの独特な臭いが無く食べやすい!

寧夏夜市は道幅が広くて歩き易くて、屋台で買ったごはんを食べる机の数も程よく設置されていて、屋台のメニューも豊富。
台湾でいくつかの夜市に行きましたが、個人的に寧夏夜市が一番好みでした。

 

 

翌日は港町の淡水に行きました。

淡水は美しい夕日が見られる事で有名な港町。海辺には海鮮系の屋台が立ち並び、少し歩くと西洋建築の古城も残っています。

おだやかな街。地元の人たちが海沿いの公園でエアロビやカラオケを楽しんでいます。

 


台北、淡水は旅が好きになるキッカケになった思い出深い街です。

高校3年生の時、両親に台北旅行に連れて行ってもらいました。
日本と異なる言葉、街のにおい、夜市の熱気にそれはもう衝撃を受けて。
一人でゆっくりと台湾を歩いてみたいと思い、親を説得して半日だけ別行動をさせてもらいました。
台北駅から電車に揺られ約40分、淡水に降り立ちました。

 

都会の台北駅周辺とは違い、おだやかでまったりとした時間が流れる淡水に夢中になり、行くあてもなくひたすら散歩しました。
外の世界はこんなにも広くて、自分の行動次第でどこにだって行くことのできる自由さを知り、旅の沼にズブズブとハマっていったのでした。

 

10数年ぶりに淡水お散歩。

真理街付近

やっぱりこの街のゆるい雰囲気がすき。
台北旅行に来て、時間に余裕がある方は是非淡水にも足を運んでみてください。



台北駅に戻り、次の国へ向かうために空港へ向かうために歩いていたら、
大きなバックパックを背負ったわたしたちを見たマッサージ屋さんの呼び込みのお姉さん(初対面)が、手を振り笑顔で大きな声で「バイバイ!」と見送ってくれて、思わず泣きそうになってしまいました。

 

台湾は最初から最後まで、優しくて素敵でやっぱり台湾はわたしにとって特別な国。

次回は東部を周るためにまた台湾を訪れたいです。